ドコモ光を賃貸マンション・アパートで利用するには許可は必要?工事や確認について紹介
光回線はサービスを提供している会社にも種類がありますし、一戸建てタイプ、マンションタイプなど住居によってもタイプが違っています。
自分の持ち家であれば問題なく工事、導入することができますが、賃貸の場合はどうなるのでしょうか?
大家さん(オーナー)や管理会社に許可が必要となるのでしょうか。最初に結論を言うと、場合によっては、許可を取らないとドコモ光を利用できない可能性があります。
ここでは賃貸のマンションやアパートでドコモ光を利用する際の工事や許可について詳しく紹介していきたいと思います。
ドコモ光の工事の概要について
ドコモ光は「NTTドコモ」が運営・管理している光通信サービスとなります。
これまでにもNTT回線では「フレッツ光」という光通信サービスがありましたが、ドコモ光とは料金の設定などの違いがあります。
インターネットを利用する際には「光回線」「プロバイダ」の両方が必要となるのですが、フレッツ光ではそれぞれ別に契約をしなければいけなかったために料金が割高になっていました。
ドコモ光ではプロバイダとのセット料金となるために料金を抑えることが可能となっています。
また、フレッツ光と同じ回線が使えるため、乗り換える場合は工事が不要となり、工事費用もかかりません。
一からドコモ光に契約の申し込みを行う際には配線工事をしなければいけません。
これはマンションタイプと戸建てでは費用が違っています。
ドコモ光のプラン | 工事費の総額(税込) |
---|---|
マンションタイプ | 16,500円 |
戸建てタイプ | 19,800円 |
となっており、分割にして支払うことが可能となっています。
もし契約期間中にドコモ光を解約する場合には残額を一括で支払うこととなります。
ドコモ光は工事費無料キャンペーンがある
ただしドコモ光では定期的に「工事費無料キャンペーン」が開催されています。
これはその名前の通りにキャンペーンが行われているときに申し込みをした場合には工事費が無料となるというものです。
他社でも似たようなサービス、キャンペーンが開かれることがあるのですが、ドコモ光とは内容が少し違っていることがあります。
キャンペーンをよく見ると「工事費無料」と書かれている場合と「工事費実質無料」と書かれている場合があります。
工事費無料と工事費実質無料の違い
工事費実質無料について
工事費実質無料というのは、まず工事費を契約している期間で割ります。
その月あたりの支払いが契約中は無料となるというものです。
そのため契約期間を満了すれば支払いをする必要がありませんので無料となりますが、もし契約期間の途中で解約した場合は残っている支払い予定の分は一括で支払う必要があるのです。
そのため「実質無料」という書き方がされているのです。
工事費無料について
ドコモ光の場合は「工事費無料」ですので、このキャンペーンが行われている間に申し込みをしたものについては工事費が無料となります。そのため契約期間の途中で解約した場合にも工事費を支払う必要はありません。
ただ、年末年始の繁忙期や土日祝に工事を依頼する場合には追加派遣料「3000円」がかかり、ドコモ光電話などのオプションに関する工事費についてはかかってくることとなります。
それでもドコモ光自体の工事費が無料となりますので、できればこのキャンペーンが行われている時期に申し込むのが良いでしょう。
賃貸マンション・アパートでの工事について
自分の持ち家である戸建てなどであれば自分の自由に工事の申し込みができますが、賃貸マンションなどの場合は「工事が必要になる」「工事の許可が必要になる」という場合が出てきます。
工事が必要になるというのは、
「まだそのマンションに導入されていない光回線サービスを導入する」
「そのマンションやアパートにネット環境が整備されていない」
という場合です。
このようにそのマンションに今までに使われていない光回線サービスを導入する際には配線を通すための工事を行わなければいけないのです。
その工事の方法としては、
- 電話線などで使用している配管を利用する
- エアコンのダクトなどを利用する
- 穴を開けて配線を通すようにする
などがあります。
これらの方法のうち、もっともマンションに傷をつけることになるのは「穴を開ける」という方法になりますので、工事業者もできるだけこの方法以外で工事をするように考えてくれます。
ただ、どうしてもこの方法しかない場合は、必ず大家さんや管理会社の許可を得られるかどうかが確認されます。大家さんや管理会社が絶対にダメだということになれば、この工事はできないということになります。
では大家さんや管理会社が許可を出す場合、出さない場合について紹介していきます。
許可が出される場合
- マンションの外壁や内装に大きなキズをつけない場合
- 普段から大家さんや管理会社との間に信頼関係がある場合
- 大家さんや管理会社も工事の必要性を感じていた場合
などであれば比較的スムーズに許可が出ることが多いようです。
近年、マンションなどでも「インターネット環境完備」という物件が増えてきており、ネット環境など必要ないという人は少なくなってきています。そういった状況を考えても、住んでいる場所にネット環境を整えたいという要望は通りやすいのです。
あまりおすすめはできませんが、どうして大家さんが許可を出さないときには、工事を許可してくれないのなら退去すると宣言するという方法もあります。
ネット環境が整っていないようなマンションではすぐに新しい入居者が確保できるかもわかりませんので、効果がある場合があります。
ただ、大家さんや管理会社との関係は悪くなってしまいますので注意しましょう。
許可が出されない場合
大家さんや管理会社によってはどうしても許可を出さないということもあります。
- どうしても外壁などに傷をつけたくない
- マンションの構造をいじりたくない
といった理由によるものです。
この場合、光回線を利用するためには「工事不要」のものを利用する必要があります。
これは工事をしなくてもすぐに利用することができる無線回線インターネットと呼ばれるものです。
代表的なものとしては「SoftBank Air」や「WiMAX」といったものがあります。
これにはメリットとデメリットがあるので先に確認が必要です。
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)やWiMAX(ワイマックス)のメリット
まず工事が要らないSoftBank AirやWiMAXのメリットです。
- 工事を行う必要がない
- 引っ越しなどでもすぐに使用できる
- 配線不要なので場所をとらない
- UQ WiMAXは外出先でも利用できる
こういったメリットがあるため、よく引っ越しをする人、一人暮らしの人、あちこちでインターネットを利用したい人には使いやすいものとなっています。このように気軽に利用できるというメリットがあるのですが、残念ながらデメリットもあります。
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)やWiMAX(ワイマックス)のデメリット
とにかく利便性は高い無線回線ですが、その通信速度や通信の安定性はまだまだ不安定なことが多く、思うように使用することができないということがあります。
- 利用頻度が高い
- 世帯人数が多く、利用者が多い
- 動画などの容量の大きいものをアップロード、ダウンロードすることが多い
という状況であれば、やはり光回線にはかないません。
家族で使いたい、家のパソコンで長くネットを使うことが多いという人であればやはり光回線を導入した方がはるかに快適にインターネットを利用することができるでしょう。
まとめ
ドコモ光を利用するためには配線工事が必要となることがあります。
持ち家であれば問題ありませんが、賃貸マンションやアパートの場合は大家さんや管理会社に許可を得る必要があります。
近年ではネット環境を整えるのは当然のようになってきていますので、許可が出ないということは減ってきていますが、どうしても出ない場合は無線回線などの利用も考えた方が良いのかもしれません。
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