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【2020年版】インターネット回線の選び方!種類や利用する環境で選ぶのがおすすめ

【2020年版】インターネット回線の選び方!種類や利用する環境で選ぶのがおすすめ

常時接続のインターネット回線は大まかに光回線とモバイル回線とに分けられます。光回線は建物へ回線を引き込みする有線のサービス、モバイル回線は電波を受信する無線のサービスです。

インターネット初心者の方だと光回線が良いのか、モバイル回線が良いのか迷うことはありませんか?

【インターネット回線の基本的な選び方】

  • 回線工事ができる方→光回線
  • 回線工事ができない方→モバイル回線

回線工事ができる方には光回線をおすすめします。なぜかと言うと回線速度や安定性など、多くの面で光回線のほうが優位だからです。

本記事では光回線とモバイル回線をさらに詳しく比較検証していきます。インターネット回線の選び方を知りたいという人は、本記事をご参考ください。

光回線とモバイル回線を比較

光回線とモバイル回線を比較

まずは光回線とモバイル回線を比較してみましょう。

比較項目/回線種類光回線モバイル回線
回線速度
(理論値)
下り最大1Gbps
(10Gbpsサービス登場)
下り最大1.2Gbps
(端末W06の場合)
提供エリアカバー率93%~95%カバー率99%超
(全国政令指定都市)
月額料金戸建て5,000~6,000円ほど
マンション3,000~4,500円ほど
3,300~4,000円ほど
通信制限の有無なし月間7GB
3日10GBなど
回線工事の有無必要(※1)なし
(※1)状況によっては工事なしで開通

本家と光コラボの選択肢がある

インターネットの種類トップ画像

インターネット会社には回線を自社で用意する本家と、本家から回線を借りている光コラボとあります。

【本家と光コラボの選び方】

  • 料金を安くしたい人→光コラボ
  • 回線速度にこだわりたい人→本家

光コラボの料金が安い理由

本家より光コラボのほうが若干料金が安いことが多いです。回線コストはすべて自社でまかなうより、借りたほうが抑えやすくなります。光コラボでは回線コストを抑えられる分だけ料金を安くできるのです。

光回線では光コラボと呼ばれる会社(プロバイダが多い)が本家から回線を借りています。モバイル回線でもプロバイダが本家から回線を借りている場合が多いです。

光コラボの回線速度が遅くなる理由

回線速度は光コラボより本家のほうが速い傾向があります。ユーザーが増えて通信が混雑すると速度が低下しやすいです。そこで光コラボでは設備の増強によって混雑による速度低下を抑えようとします。

しかし、ユーザーの増加ペースが速いと設備の増強が追いつかないことがあるのです。設備の増強が完了次第、混雑による速度低下は改善されることがあります。しかし、設備の増強が完了するまで一定以上の期間を見ないといけません。

光回線を選んだほうが良い人

光回線

光回線とモバイル回線を比較した結果、光回線を選んだほうが良いのは次の人です。

【光回線が向く人】

  • 回線速度にこだわる人
  • 通信の安定性にこだわる人
  • 通信制限を気にせずに使いたい放題したい人

回線速度にこだわる人

回線速度

回線速度にこだわる人は光回線を選びましょう。

【光回線とモバイル回線の実測を比較】

比較項目/回線種類光回線モバイル回線
平均Ping値23.85ms64.24ms
下り平均速度179.2Mbps27.97Mbps
上り平均速度161.61Mbps4.06Mbps
※実測の参考:みんなのネット回線速度(2020年7月13日時点の調査)

光回線では平均Ping値、下り平均速度、上り平均速度ともに良好です。Ping値(応答速度)はオンラインゲームで重視したい速度となります。そのため、オンラインゲームを快適にプレイしたい人も光回線を選びましょう。

光回線の3つの方式

光回線には次のように3つの方式があります。

【光回線の方式】

方式の種類主な特徴回線速度(理論値)
光配線方式光ファイバーのみ使用最大1Gbps
LAN方式光ファイバーとLANケーブルを使用最大1Gbps
VDSL方式光ファイバーと電話回線を使用最大100Mbps

VDSL方式だと最大100Mbpsの回線速度となるため、最大1Gbpsと比べると大幅に低いです。
VDSL方式はマンションで良く見られます。
そのため、光導入済みのマンションに住んでいる人はどの方式なのか確認してください。

VDSL方式だった場合は、光配線方式に変更できるかどうかマンションオーナーさんに相談すると良いでしょう。

IPv6対応プロバイダを選ぼう

IPv6対応プロバイダ


光回線でも混雑すると速度が低下することがあります。混雑による速度低下が気になるときに注目なのがIPv6対応プロバイダです。

IPv6では新しい接続方式「IPoE」を使用しており、従来の接続方式「PPPoE」よりユーザーが少ないです。ユーザーが少ない分だけ混雑による速度低下が起きにくくなっています。プロバイダと契約するときはIPv6対応かどうか見極めてください。

IPv6は現在主流のIPv4とは違い、回線自体が混雑していないので、より快適にインターネットを利用する事が可能です。

通信の安定性にこだわる人

通信の安定性

通信の安定性にこだわる人は光回線を選びましょう。光回線では光ファイバーで通信する仕組みになっています。

光ファイバーなら電磁干渉を受けにくいうえに長距離でも減衰が少ないです。そのため、安定した通信が期待できる回線となっています。

通信制限を気にせずに使いたい放題したい人

通信制限

ヘビーユーザーだから使いたい放題したいという人は光回線を選びましょう。

【ヘビーユーザーの使い方】

  • 大容量のファイルをダウンロードする
  • 動画配信サービスを長時間視聴する
  • オンラインゲームを長時間プレイする

光回線には月間7GBや3日10GBといった通信制限はありません。モバイル回線と違い、通信制限を気にせずにインターネットできます。

光回線のデメリットには注意

demerit

ただし、光回線のデメリットには注意してください。

【光回線のデメリット】

  • インターネットは自宅のみ
  • 開通まで時間がかかる
  • 戸建てタイプだと料金が高い
  • 初期費用が高いことがある

それぞれのデメリットを詳しく説明します。

インターネットは自宅のみ

光回線でもWi-Fiルーターを使用すれば、広範囲に電波が届きます。Wi-Fiルーターは1階、パソコンは2階といったシーンにも便利です。

しかし、固定回線となるためインターネットは自宅のみとなります。基本的には外出先では利用できないと考えてください。

外出先はデザリングでインターネットへ接続

デザリングすると外出先でもインターネットにつながります。デザリングはLTE回線などが使える端末(スマホ)を使用し、ノートパソコンやタブレットなどの機器をインターネットに接続する方法です。デザリングには3つの接続方法があります。

【デザリングの3つの接続方法】

接続方法主なメリット主なデメリット
Wi-Fi速度が速いバッテリーの消費量が多い
Bluetoothバッテリーの消費量が少ない速度が若干遅い
USB速度が速い接続できる機器は1台のみ

デザリングするには対応の端末が必要です。また、有料なのか無料なのかキャリアの公式ホームページで確認してください。

開通まで時間がかかる

光回線工事

光回線だと立ち合い工事が必要な場合があります。新規申し込み後から立ち合い工事、開通までの目安は約1か月です。設備状況によっては2か月~3か月ほどの開通期間を見ないといけません。

【注目!事業者変更と転用なら工事不要】
次に当てはまる人は工事不要で光回線が開通します。

【工事不要になる人】

  • 事業者変更する人
  • 転用する人

本家も光コラボも同じ光回線を使用しています。そのため、契約中の光コラボ→他社光コラボへ乗り換えする「事業者変更」では回線工事不要です。本家→光コラボへ乗り換えする「転用」でも回線工事が不要になります。

戸建てタイプだと料金が高い

戸建てタイプ

光回線の月額料金はマンションタイプより戸建てタイプのほうが高めの設定です。戸建てタイプでは月額5,000~6,000円ほどが目安となっています。モバイル回線の月額3,300~4,000円ほどの料金と比べると1,700~2,000円ほど高いです。

ただし、マンションタイプ(月額3,000~4,000円ほど)なら戸建てタイプより安くなっています。月額3,300~4,000円ほどのモバイル回線と比べても大きな差がありません。

【注目:光コラボ会社のスマホ割】
スマホユーザーは光コラボ会社のスマホ割に注目です。スマホ割にて1人につきスマホ料金が最大1,000円安くなります。光コラボ会社によってドコモ、au、ソフトバンクと割引対象のスマホが異なるため、手元にあるスマホにあった光コラボ会社を選びましょう。

初期費用が高いことがある

初期費用

光回線では次の初期費用がかかることがあります。

【光回線の初期費用】

費用項目金額
契約事務手数料2,000~3,000円ほど
工事費戸建てタイプ18,000円ほど
マンションタイプ15,000円ほど

※工事費は建物内の設備状況によって変わる

合計で17,000~21,000円ほどの初期費用です。

【注目:工事費割引の特典で初期費用が安くなる】
会社によっては工事費割引の特典を用意しています。光回線の初期費用を抑えたい人は、工事費割引があるかどうか見極めてください。

光回線のおすすめ4選

光回線の料金や速度に大きな違いは無い事から、基本的にお使いの携帯電話の会社に合わせた光回線がおすすめです。

なぜならドコモ光、auひかり、ソフトバンク光などのサービスには、携帯電話とセットで申し込むと毎月1,000円引きなどのセット割引を受ける事ができるからです。

ただ、携帯電話の会社を変えると割引きが無くなってしまう事から、携帯会社を変更する可能性がある人、また格安SIMを利用している方は、最大通信速度が速く、かつ料金も安いNURO光がおすすめです。

月額料金(税抜)工事費(税抜)最大通信速度
ドコモ光マンション:4,000円
戸建て:5,200円
マンション:15,000円
戸建て:18,000円
※実質無料
1Gbps
ソフトバンク光マンション:3,800円
戸建て:5,200円
24,000円
※実質無料
1Gbps
auひかりマンション:3,800円
戸建て:5,100円
マンション:30,000円
戸建て:37,500円
※実質無料
1Gbps
NURO光マンション:4,743円
戸建て:4,743円
40,000円
※実質無料
2Gbps

ドコモの携帯電話をご利用の方は、ドコモ光が断然おすすめです。
利用者が多いのでサポートが手厚く、選びやすいもポイントです。
GMOとくとくBBから申し込むとキャッシュバックも受けられます!

auユーザーは当然auひかりがおススメです。
ドコモ光やソフトバンク光と違い独自の回線を利用しているのでより速度も速い傾向があります。
エリアが若干狭いので以下からエリア検索をしてください。

ソフトバンクユーザーはソフトバンク光です。
キャッシュバックもあるので月額料金とは別に更にお得に申し込み事ができます。

携帯電話の会社を変更する可能性がある人、また格安SIMをご利用の方は、スマホのセット割引が無くてもそもそも月額料金が安く、通信速度も速いNURO光がおすすめです。

モバイル回線を選んだほうが良い人

モバイル回線

光回線とモバイル回線を比較した結果、モバイル回線を選んだほうが良いのは次の人です。

【モバイル回線が向く人】

  • 自宅でも外出先でもインターネットしたい人
  • すぐにインターネットしたい人
  • 月額料金を安くしたい人
  • 地方に住んでいる人

自宅でも外出先でもインターネットしたい人

自宅でも外出先でもインターネット

モバイル回線ではモバイルWi-Fiルーター(端末)を使用します。小型軽量のため持ち運びしやすい端末です。基地局の電波が届くエリア内なら、自宅でも外出先でもインターネットにつながります。

MVNOによっては端末無料の特典が付いています。購入すると15,000円ほどする端末が無料です。そのため、端末代を節約したい人にもメリットがあるでしょう。

すぐにインターネットしたい人

基地局の電波を受信するモバイル回線では回線工事が要りません。そのため、新規申し込み後から開通までの目安は最短翌日~1週間ほどです。回線工事が必要な光回線よりもスピーディーに開通します。

月額料金を安くしたい人

モバイル回線では月額3,300~4,000円ほどの料金が目安です。光回線の戸建てタイプ月額5,000~6,000円だと負担が大きいという人はモバイル回線に注目してみてください。

また、ライトユーザーで通信制限にかかりにくい人、オンラインゲームをしない人にも月額料金の安いモバイル回線はおすすめです。

地方に住んでいる人

モバイル回線のカバー率は99%超(全国政令指定都市)もあります。カバー率が高いため、地方でもつながりやすいのがモバイル回線のメリットの一つです。

一方、光回線だとカバー率が93%~95%となっておりモバイル回線と比べると若干低くなっています。光回線だと提供エリア外という人はモバイル回線に注目です。

※カバー率が高い=提供エリアが広い

モバイル回線のデメリットには注意

demerit

ただし、モバイル回線には次のようなデメリットがあります。

【モバイル回線のデメリット】

  • 光回線と比べると通信速度が遅い
  • 光回線と比べると通信が不安定
  • 通信制限がかかることがある
  • 移動中に圏外へ入るとつながらないことがある

それぞれのデメリットについて詳しく説明していきましょう。

光回線と比べると通信速度が遅い

モバイル回線で期待できる下り平均速度27.97Mbpsは、光回線で期待できる下り平均速度179.2Mbpsよりも大幅に低いです。そのため、回線速度にこだわる人には不向きとなるでしょう。

また、モバイル回線では期待できるPing値が64.24msとなるためオンラインゲームをプレイするとタイムラグを感じることがあります。モバイル回線でオンラインゲームをプレイしたいと考えている人も注意してください。

光回線と比べると通信が不安定

モバイル回線では基地局の電波を端末で受信する仕組みになっています。仕組みの関係上、次のような要因があると通信が不安定になりやすいです。

【通信が不安定になりやすい要因】

  • 基地局から遠い
  • 障害物がある
  • 電波干渉を受ける

周辺に高層ビルなどの障害物があると電波の受信が悪くなる恐れがあります。5~10階の高層マンションに住んでいる人なら、周辺の障害物の影響は受けにくいです。しかし、1階に住んでいる人は注意してください。

【注目:電波干渉を受けるときの対策】
電子レンジなど電気製品からの電波干渉を受けるときは、Wi-Fiの帯域を2.4GHz→5GHzに変更してみてください。Wi-Fiと電子レンジでは同じ2.4GHzを使用するため、電波干渉を受けやすいです。Wi-Fiを5GHzに変更すれば、電子レンジと違う帯域となるため電波干渉は受けにくくなります。

通信制限がかかることがある

モバイル回線には月間7GBの制限がない「使いたい放題のプラン」があります。しかし、使いたい放題のプランでも3日10GBの制限を受けることがあります。3日10GB超といったヘビーユーザーの人は通信制限に注意してください。

【注目:Wi-Fiスポットなら通信制限なし】
駅やカフェなどで「Wi-Fiを利用できます」という文字を見たことはありませんか? その場所は無料でインターネットに接続できる「Wi-Fiスポット」です。

Wi-Fiスポットなら速度制限を気にせずに使いたい放題できます。データ容量を節約したいときもWi-Fiスポットを利用すると良いでしょう。

移動中に圏外へ入るとつながらないことがある

モバイル回線がつながるのは電波の圏内(エリア内)です。外出先で移動中、電波の圏外に入るとインターネットの接続が切れることがあります。モバイル回線のカバー率は99%超(全国政令指定都市)と高いものの、山間部と圏外になりやすいです。

【注目:プラチナバンドの4G LTE】
つながりにくいときに便利なのが「4G LTE」です。4G LTEでは800MHのプラチナバンドを使用しています。プラチナバンドは障害物に強いというメリットがあります。

つながりにくいときは4G LTEを使用すると良いでしょう。ただし、4G LTEにあるデメリットには注意してください。

【4G LTEのデメリット】

  • 1,005円/月のオプション料が発生することがある
  • 月間7GBの通信制限を受けることがある
  • 一般的な周波数より速度が低い(下り最大75Mbps)

4G LTEを頻繁に利用したい人は、4G LTEのオプション料無料のMVNOを選ぶと良いでしょう。

まとめ

まとめ

インターネット回線の選び方について解説してきました。本記事の解説を次に簡単にまとめてみましょう。

【光回線が向く人】

  • 回線工事ができる人
  • 回線速度にこだわる人
  • 動画配信サービスやオンラインゲームしたい人
  • 使いたい放題したいヘビーユーザーの人

【モバイル回線が向く人】

  • 回線工事ができない人
  • 外出先でインターネットしたい人
  • 料金を安くしたい人
  • 通信制限が気にならないライトユーザーの人

光回線を選ぶときに注目したいのが光コラボ会社です。光回線だと回線会社への料金+プロバイダへの料金が発生することがあります。

しかし、光コラボ会社ならプロバイダ一体型のため、月額料金はプロバイダ込みの設定です。多くの場合で回線会社+プロバイダと別々に契約するより、光コラボ会社のほうが安くなります。スマホユーザーならスマホ割でさらにお得です。

一方、モバイル回線を選ぶときに注目したいのがMVNOです。MVNOによっては端末代無料など独自のキャンペーン・特典が受けられることがあります。月額料金も本家より安いことが多いです。

ただし、キャンペーン・特典は定期的に変更されることがあるため、事前に公式ホームページなどで確認しておきましょう。