auひかりマンションタイプVを解説【2020年版】速度や個別型など

auひかりマンションタイプVは、速度と料金のバランスが優れたサービスとしてかつては人気でした。

しかし、個別型にて16契約以上をしていると、ピーク時の通信速度が遅くなり不満が出てしまっています。

では、なぜauひかりマンションタイプVは工事面でのメリットがあるにも関わらず、次第に敬遠されてしまうようになったのでしょうか。VDSL方式が長らく進化していなかったことが原因であって、新たにタイプG(V契約)が登場したことにより変化が訪れています。

auひかりマンションタイプVは無派遣工事可能な方式として注目を集めていた

無派遣工事を行う事ができる

auひかりマンションタイプには、光配線方式を採用したギガマンション・ミニギガ・タイプFと各部屋へは電話線を使ったVDSL方式が採用されていました。

他にもタイプEといったLAN配線方式もありますが、多くのマンションではMDF室と呼ばれる電話線を束ねて収納しておく部分から部屋まで配線します。MDF室から各部屋までの配線として、光ファイバー線を個別に引き込み工事を行うか、既存の電話配線を流用するかという違いが問題です。

auひかりマンションタイプVは、各部屋まで新たに新設配線をする必要が無い点が最大のメリットとなります。

auひかりマンションタイプVはVDSL方式を採用している

auひかりマンションタイプVは、VDSL方式を採用している固定インターネット通信です。

大規模マンションほど壁の中の配管を経由して新設の光ファイバーケーブルを通すことが難しいので、既存の電話線を流用できるメリットが大きくなります。マンションのMDF室までは外の電柱から光ファイバー線を引き込み、MDF室内にVDSL集合装置を設置すれば各部屋までの個別配線が不要です。

auひかりマンションタイプVは、VDSL方式を採用したauひかりマンションタイプのうちでUR都市機構以外の一般的なマンション向けの商品名となります。マンション全体で管理組合を通して一括申し込みする一括プランは主に分譲マンション向けです。auひかりマンションタイプの多くは、個別型と呼ばれる部屋ごとに契約する方式が採用されています。

auひかりマンションタイプVはVDSL集合装置の種類により複数の速度が存在する

auひかりマンションタイプVは、VDSL集合装置のアップグレード有無により速度面で複数のタイプが存在しています。現在残っているauひかりマンションタイプ個別型のプランは次の4通りです。

契約プラン下り最大速度上り最大速度
タイプG(G契約)664Mbps166Mbps
タイプG(V契約)100Mbps100Mbps
タイプV100Mbps35Mbps
都市機構DXタイプV70Mbpsまたは100Mbps30Mbpsまたは35Mbps

上記プランの中でタイプVに関して、下り速度100Mbpsの時には上り速度35Mbpsです。

しかし、一部古い契約が残っているマンションでは、下り70Mbps・上り30MbpsというタイプVの料金から50円引きとなるプランを使用している世帯があります。

auひかりマンションタイプVは、長らくNTT東西が提供してきたVDSL方式よりも上り速度の最大値が遅いという問題を抱えて来ました。

えにみろん
えにみろん

下り速度は、ネット視聴やYouTubeの動画を見たりなど、通常使いでの速度で、上り速度はSNSのアップなど利用者側がネットに情報をアップロードする場合の速度の事です。

電話番号の同日切り替えを希望しなければ無派遣工事を選択できる

auひかりマンションタイプVを契約する最大のメリットは、固定電話の電話番号に関して同日切り替えを希望しなければ無派遣工事を選択できる点です。

光ファイバー回線の工事は立ち会いが必要となる最大の理由は、光ファイバー線自体の新設を伴うからです。

しかし、VDSL方式ならばMDF室内にあるVDSL集合装置への接続を行うだけで済むので、宅内に入って工事を行う必要がありません。別便にて届くVDSLモデムを接続すればインターネット回線が接続出来ます。

電話番号の同日切り替えを行う場合のみ派遣工事となる

NTT東西地域会社のアナログ電話回線から番号を引き継いでauひかり電話サービスを利用する場合には、VDSLモデムを接続して1週間程度待つだけで自動的に切り替わります。

しかし、既にNTT東西地域会社の光ファイバー回線を利用している場合には、同日切り替えを行わないと一旦NTTアナログ電話へ戻さなければ電話番号の同番号による切り替えが出来ません。

MDF室内でのVDSL集合装置切り替えと同時に電話局内での番号移行も済ませる必要があり、マンションと電話局内の同時工事を行うために派遣工事となります。

おすすめするauひかりの詳細は以下から参照してください

auひかりマンションタイプVはVDSL集合装置によりプラン名称と速度が様々

auひかりマンションタイプVは、VDSL集合装置の性能とマンションの種類によりプラン名称と速度が複数分離しています。

タイプVと都市機構DXは基本的に一般的なマンションの個別型か、UR都市機構のマンションかといった違いしかありません。

しかし、VDSL集合装置は時代とともに新たな規格が登場していて、VDSLからVDSL2対応となりG.fast対応集合装置へと進化しています。auひかりマンションタイプVの契約数がまだ多いものの、次第にauひかりマンションタイプG(V契約)へと切り替わっている所が増えている状況です。

auひかりマンションタイプVはタイプG(V契約)と何が異なるのか

タイプVとタイプGは何が異なるのか

auひかりマンションタイプVは、光ファイバー線がMDF室にあるVDSL集合装置に接続されています。接続されている光ファイバー回線の速度は、100Mbpsのタイプと1Gbpsのタイプという2つ存在していて、どちらになっているのか公開されていません。

では、auひかりマンションタイプVのVDSL集合装置が密かにG.fast規格に置き換わっているとしたら何が起きるでしょうか。

いつの間にかauひかりマンションタイプVからタイプG(V契約)へ切り替わっている例が少なくありません。

タイプGの詳細はこちら

共用部のVDSL集合装置交換によりプラン名が変わる

my auから契約内容を確認した際に、プランVと記載されているならばタイプGのエリアには入っていないか、VDSL集合装置が交換されていません。

しかし、プランG(V契約)となっているならば、気づかないうちにVDSLの転送能力がアップグレードされている可能性があります。

インターネットが一時的にマンション内で使えなくなる時間帯があるという連絡チラシがポストに投函されていれば、G.fastと呼ばれる高速通信に対応した装置への切り替えタイミングと一致します。

契約変更とモデム交換でアップグレード可能

auひかりマンションタイプVとタイプG(V契約)では、次のような違いがあります。

比較項目タイプVタイプG(Vプラン)
下り最大速度100Mbps100Mbps
上り最大速度35Mbps100Mbps
VDSL集合装置VDSL2規格までG.fast規格対応
宅内モデムVDSLモデムVDSLモデム
接続光ファイバー線100Mbps線または1,000Mbps線1,000Mbps線

MDF室に設置されているVDSL集合装置へ接続されている光ファイバー線の速度が変更されていて、VDSL集合装置が交換されているかどうかの違いが重要です。

VDSLモデム自体を交換していなくても、上り回線速度については契約内容がプランG(V契約)に切り替わっていれば最大値引き上げが行われています。

2年縛りの有無でプラン変更するか決めよう

auひかりマンションタイプVの契約を行っている際には、必ずしもプランG(V契約)へと自ら申告して変更しなくても問題有りません。

なぜなら、auひかりマンションタイプVの契約方法として、2年縛り無しの標準契約を行っている場合には料金が変わらないメリットがあるからです。

2年縛り有りの契約を行っていれば、auひかりマンションタイプVからタイプG(V契約)へ変更すると料金が変わらずに上り回線速度の最大値が上がります。

8契約と16契約で料金が300円変わる

auひかりマンションタイプVには、個別型の申し込みを行う際に8契約と16契約以上という2種類が存在することに気がつくはずです。

16以上契約ならば月額3,800円という料金に対して、8契約は月額4,100円と300円割高となります。ポイントとなるのは、VDSL集合装置に接続される世帯数に違いがあるという点です。MDF室に設置されたVDSL集合装置は各部屋からアクセスが集中した場合に分散して平均化された速度でアクセスが行われるようになっています。

光ファイバー線1本を複数の世帯数で共有することになるので、部屋数が多く平均速度が落ちやすい16契約以上の方が8契約よりも料金設定が安くなるわけです。

auひかりマンションタイプVは徐々にタイプG(V契約)に置き換わる

タイプVは徐々にタイプGへのと切り換わる

auひりマンションタイプVは、MDF室へ接続されている光ファイバー線の速度アップとVDSL集合装置の交換によりタイプG(V契約)へと徐々に置き換わります。

なぜなら、契約者にとっては速度アップを行っても料金が変わらないというメリットがあるからです。G.fast規格を使った高速契約はまだ始まったばかりとなるので、対応可能なプロバイダ数が少なくタイプG契約の提供エリア拡大待ちの状況が暫く続きます。