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格安SIMとは何?何が格安なの?疑問にお答えします

2018年12月11日

格安SIMのトップ画像

最近よく耳にする事が増えた「格安SIM」という言葉。

格安という響きから何となくお得なイメージを持たれるかなと思いますが、実際はどういったものなのかイマイチ分からない。

そこで格安SIMが何が格安なのか、また どういったモノであるかを詳しくご紹介いたします。

格安SIMとはどういったモノの事なの?

結論を先に解説すると格安SIMとは、主要な携帯電話のキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と比べて毎月の料金が格安なスマートフォンの事です。

毎月の携帯電話の料金が高い、でも携帯電話を解約するといった選択肢は現代では中々難しいですよね。

スマホは使いたいけど、料金も抑えたい、そういったニーズに応える事から格安SIMと呼ばれています。

ちなみにSIMというのはスマートフォンなど携帯電話に挿入されているICチップの事で、これが無いと利用することはできません。

最近はeSIMなど新しいサービスも生まれていますが、それは別の記事でご紹介いたします。

なぜ格安SIMは注目されてきたのか?

主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の毎月の携帯電話の料金はプランによっても異なりますが、大体7,000円〜10,000円くらいが平均かと思います。

私自身もお客様の携帯電話を契約した事も沢山あったのですが、お客様ご本人はそれほど使っていなくてもお子さんがかなりヘビーに使うとの事で、格安SIMなどもご案内した事もあります。

基本的に携帯電話の料金は月にどのくらいインターネットを利用するかによって金額が異なってきますので、SNSや動画サービスをご利用の方ほど金額が高くなる傾向があります。

そういった場合、4人家族の方の場合は割引などを加味しても毎月3万以上金額がかかってしまうため家計を圧迫する要因になってしまいます。

そいった背景の中で、もはや生活必需品となっている携帯電話の料金を節約したいというニーズが高まり、格安SIMが注目され始めました。

どのくらい”格安”なの?

重要なのはここですよね。

”格安”というからには、毎月の金額が安くなくては意味がありません。

主要キャリアの1人あたり毎月の携帯電話の料金は、上記でも記載した通り7,000円〜10,000円ほどですが、格安SIMと呼ばれる会社のサービスはプランによっても異なりますが、平均3,000円ほどで済んでしまいます。

毎月1人約5,000円ほど料金を抑えられるという事は、1年で考えれば単純計算で年間1人6万円も節約できてしまうという計算になります。

1人でもかなり大きいですがこれが5人家族であれば年間30万円が節約できるんですよ!

スマホって別に1年しか使用しないものではないので、これが5年、10年・・・といったことを想像すれば、いかにこの金額差が大きいか分かって頂けるかと思います。

これは格安SIMを選ぶかは別問題としても、知らなかったじゃかなりもったいない金額ですよね。

格安SIMのメリット・デメリット

上記で格安SIMがいかに”格安”なのかをご紹介したので、じゃあこんなに節約できるならみんな格安SIMにすればいいじゃないか、という話だと思うのですが、実際はそうはなってないですよね。実は格安SIMにもメリットとデメリットがあるのです。

格安SIMのメリット

メリット
  • 料金の安さ
  • 出来る事はほとんど変わらない
  • 通話が無いプランも選ぶことができる

料金の安さ

ここは今まで言及してきたことですので、今更ですが最大の理由だと思います。

携帯電話をどのくらい使うかは人それぞれだと思いますが、大して使っていないのに、7,000〜10,000円くらい支払っている方は検討して頂いた方がお得かと思います。

出来る事はほとんど変わらない

ここまで金額メインでお伝えした中で、料金が安いということは”安かろう悪かろう”という話で、何かしら問題があるのでは?とお考え方も居るのではないかと思いますが、実際の所、殆ど変わりません。

具体的に通常使うスマートフォンでの操作、LINEなどのアプリ、SNS、メール、もちろん電話などもこれまで通り行えますし、動作も問題ありません。

ほとんど、と記載したのは一部の会社を除き格安SIMは、毎月の携帯料金と合わせて請求されるキャリア決済が行えません。

またLINEの年齢認証も行えないので、LINEで友だち申請する時のID検索が使用できないんです。

まぁでも「QRコード」や「ふるふる」は使用できるので、使わない方には問題ないかもしれないですね。

通話がないプランも選べる

いわゆるデータ専用というプランです。

つまりスマートフォンでネット検索やアプリなど使うけど、電話はしないといった方。

今使っているスマホではなく2台目として活用される方も多いですね、そういった場合更に料金を抑える事ができ、1,000円以下という事もあります。

詳しいプランの違いはまた別の記事にてご紹介いたします。

格安SIMのデメリット

デメリット
  • インターネットがあまり速くない
  • お店でのサポートが受けづらい

インターネットがあまり速くない

これが格安SIMを選択するうえで、一番判断材料になる項目ではないでしょうか。

詳しくはまた別記事で紹介いたしますが、格安SIMのインターネット回線は、ドコモ回線などのあまり使っていない回線を使っていたりするので、全体的に回線速度は遅い可能性が高いです。

といっても、普通に検索やSNS、アプリなどは使用できるので、これをどう捉えるか、です。

私も格安SIMですが、遅いと感じた事はほとんどありませんし、妻も私とは別の格安SIMの会社なのですが、特段不満はないようです。

ただし、回線速度は時間帯や会社によっても異なってくる場合もありますので、その点は次回詳しく比較検証いたします。

お店でのサポートが受けづらい

ドコモやau、ソフトバンクでは、各キャリアごとにショップがありますので、困った場合はそちらで対応してもらう事もあると思います。

私の本業でも各キャリアショップは少し関係があるのですが、本当にどこも混んでいますよね。

格安SIMは様々な会社があるのですが、店舗でのサポートを受けられるのはワイモバイルやUQモバイルくらいで、他の会社ではサポートが受けられません。

といっても電話窓口は各会社ごとにしっかり用意されていますので、この点もどう捉えるかだと思います。

まとめ

格安SIMとは?
  • 格安SIMとは、毎月の料金が安いスマートフォンのこと
  • 毎月の料金が平均5,000円安くなる可能性があるので注目度があがっている
  • 格安SIMは料金は安いが、使える機能はほぼ同じ
  • ネットの速度やサポート面で主要キャリアより劣る

今お使いのスマートフォンの料金が高いと感じたら格安SIMを検討されるのも手だと思います。

一番の判断基準は、ネットの速度をどれだけ求めているか、という事と、どのくらい使用するかだと思います。

またキャリアショップなどのサポートもそこまで充実していませんので、ご自身でスマートフォンの設定ある程度はできて、そこまでネットも使わない、といった方は格安SIMに乗り換えられるのがおススメです。