dTVとdTVチャンネルの違いを徹底比較｜月額料金や番組コンテンツ、動画配信など

2021年3月17日

NTTドコモの運営する動画配信サービスに、dTVとdTVチャンネルがあります。サービス名にチャンネルがつくかつかないかの違いがしかないので、dTVチャンネルを略してdTVといっているだけなのか、それともdTVとdTVチャンネルは違うサービスなのか、よく分からないという方も多いでしょう。

dTVとdTVチャンネルは、サービス内容の全く異なるサービスです。月ごとの定額料金で動画が視聴できるサービスというのはdTV・dTVチャンネルで共通です。しかし、dTVは映画やドラマがレンタルDVDのようにいつでも視聴できるサービス、dTVチャンネルはアニメやバラエティ番組をテレビのように視聴できるサービスという違いがあります。月の利用料金、実際に視聴できるコンテンツも、異なってきます。

この記事では、dTVとdTVチャンネルの違いを解説し、メリット・デメリットを比較。dTVとdTVチャンネルがどんな人におすすめかを、解説していきます。

この記事を読めば、自分が見たい動画はdTVとdTVチャンネルのどちらで視聴できるかが分かります。

dTVとdTVチャンネルの違いを徹底解説！

dTVは好きな時に動画が視聴できる、VOD(ビデオ・オン・デマンド)。
dTVチャンネルはリアルタイムで配信される動画を視聴する、インターネットテレビサービスです。

dTVとdTVチャンネルはどちらもNTTドコモが運営していますが、ドコモユーザー以外の人も利用可能です。また、ドコモ以外のスマホ・タブレットでも、dTV・dTVチャンネルを利用できます。

	dTV	dTVチャンネル
サービス形態	ビデオ・オン・デマンド	インターネットテレビ
料金（税込）	550円	858円
コンテンツ数	12万本以上	20チャンネル以上
ダウンロード	〇	×（一部の動画は見逃し配信あり）
視聴端末	スマホ・タブレット・パソコン・テレビ	スマホ・タブレット・パソコン・テレビ

dTVはいつでも動画を視聴できる！dTVチャンネルはリアルタイム配信で番組を視聴できる！

dTVはいつでも好きな時に、アニメ「鬼滅の刃」や映画「シン・ゴジラ」といった作品を視聴できる、VODサービスです。

dTVは見放題動画12万本が配信されていて、ジャンルも映画にアニメ、韓国ドラマ、国内ドラマに音楽のライブなどが、いつでも自分の見たいタイミングで視聴できます。

dTVチャンネルはテレビと同じように、あらかじめ放送予定が組まれた番組を選んで視聴できる、インターネットテレビサービスです。

アニメ、趣味、エンターテインメントといった20以上のチャンネルから、その時配信されている自分の趣味にあった番組を、リアルタイムで視聴できるのが、dTVチャンネルになります。

他の動画配信サービスで例えると、U-NEXTやNetflixと同じサービスがdTV。スカパーやwowowと同じようなサービスが、dTVチャンネルになります。

ｄアニメストアはアニメに特化したビデオ・オン・デマンドサービス

dTV・dTVチャンネルと紛らわしいサービスのｄアニメストアは、アニメに特化したビデオ・オン・デマンドサービスになります。

サービス形態としては、ｄアニメストアはdTVと同様のビデオ・オン・デマンドサービスです。dTVとｄアニメストアの違いは、ｄアニメストアがよりアニメに特化したサービスになっている点になります。

アニメだけを比較すると、ｄアニメストアは4,200作品以上が視聴可能、dTVは約600作品が視聴可能となっています。

アニメを視聴するために動画配信サービスを探しているという人におすすめなのが、ｄアニメストアです。

dTVとdTVチャンネルの料金

dTVの料金は月額550円（税込）、dTVチャンネルの料金は月額858円（税込）となっています。

料金で比べるとdTVの方がお得ですが、サービス内容が異なるのでこれだけでどちらのサービスが良いか、という判断基準にはなりません。

料金を同じサービス形態と比較すると、dTV・dTVチャンネル共にお得な価格になっているのが特徴です。

ビデオ・オン・デマンドサービスの料金はU-NEXTが2,189円（税込）、Huluが1,026円（税込）と、dTVに比べると倍以上の価格になっています。

スポーツやドラマなどのチャンネルが視聴できるwowowの料金は、2,530円（税込）。スカパーも基本料金とチャンネル料金を足すと、wowowと同程度の料金が必要です。dTVチャンネルの858円（税込）という料金は、多彩なチャンネルが視聴できるサービスの料金としては、かなりお得になっています。

	dTV	dTVチャンネル
サービス形態	ビデオ・オン・デマンド	インターネットテレビ
料金（税込）	550円	858円
コンテンツ数	12万本以上	20チャンネル以上
ダウンロード	〇	×（一部の動画は見逃し配信あり）
視聴端末	スマホ・タブレット・パソコン・テレビ	スマホ・タブレット・パソコン・テレビ

dTVとdTVチャンネルはセット割引でお得に！

dTVとdTVチャンネルの両方に加入すると、セット割引で月額料金が1,078円（税込）で利用できます。

先述したようにサービス内容が異なり、次に解説するようにコンテンツ内容もdTV・dTVチャンネルで異なるので、両方に加入しても損になりません。レンタルDVDサービスと、20以上チャンネルがあるテレビを同時に利用できるようになるので、動画が好きという人は、dTVとdTVチャンネルの両方に加入するとより楽しむための選択肢が豊富になります。

dTV・dTVチャンネルに加入すると、550+858で料金は1,408円になるはずですが、セット割引が適用されると料金は1,078円になり、月に330円お得になります。

今はwowowを利用していて、新しくビデオ・オン・デマンドサービスを探している。そういう人がdTVに加入し、wowowをdTVチャンネルに変えた場合、セット割引の料金1,078円で、wowowを単体で使うよりも安い料金で、ビデオ・オン・デマンドとインターネットテレビの両方が使えるようになります。

元々料金的にお得なdTV・dTVチャンネルですが、両方に加入すると、よりお得に利用することができます。セット割引を受けるのに難しい手続きなどは不要で、両方に加入すれば、自動でセット割引を受けることが可能です。

dTVとdTVチャンネルのコンテンツの違い

同じ動画を配信するサービスですが、dTVとdTVチャンネルでは配信コンテンツが異なります。

例えば、同じアニメのジャンルであっても、dTVでは「銀魂 THE SEMI-FINAL」、「進撃の巨人 Final Season」が視聴でき、dTVチャンネルではアニメチャンネルのブーメランで「モンスター・ビーチ」、ニコロデオンで「パウ・パトロール」といった作品が視聴できます。

ジャンル的には、dTVがアニメ・映画・韓国ドラマ・海外ドラマなど定番のコンテンツが視聴でき、dTVチャンネルでは、釣りや将棋、囲碁といったやや趣味によったニッチなチャンネルが視聴できます。

少し乱暴な分類ですが、定番的な作品が楽しみたいならdTV。テレビの深夜で見れそうなマイナーな番組を楽しめるのがdTVチャンネルという風に考えてみると、両サービスのコンテンツの違いが分かりやすいかもしれません。

dTVで視聴できるコンテンツ

dTVでは12万本の見放題動画から、様々なジャンルの動画が視聴できます。

アニメ	七つの大罪 憤怒の審判、Dr.STONE（第2期）、呪術廻戦
韓国ドラマ	30だけど17です、ジャスティス-検法男女-、私の妖怪彼氏2
映画	ママレード・ボーイ、空母いぶき、NANA
海外ドラマ	ウォーキング・デット、シーズン10、THE FLASH、プリズン・ブレイク
オリジナル作品・音楽	名も無き世界のエンドロール、チョコ松さん、Da-iCEのヂカン

dTVは月額料金550円（税込）の低価格ながら、12万本もの見放題動画があります。料金が安いから視聴できる作品が少ない、というようなことはなく、特に韓国ドラマなどが豊富に配信されています。

＼dTVの配信作品の詳細を公式サイトでみる／

dTVチャンネルで視聴できるコンテンツ

dTVチャンネルでは20以上のチャンネルが配信されています。

アニメ	ブーメラン、ニコロデオン
エンターテインメント	プチフジ、TBSオンデマンドチャンネル、ファミ劇Neo、エンタメ～テレ☆バラエティ SELECT、MEN’S NECO、ひかりＴＶチャンネル+
韓流	KBS World、Kchan！韓流TV
趣味	将棋プラス、囲碁プラス、MONDO麻雀TV、タビテレ、釣りビジョン Plus
ドキュメンタリー	ヒストリー、ナショナルジオグラフィック、MotorTrend
スポーツ・ニュース	ダンスチャンネル by エンタメ～テレ、TBS NEWS、euronews、　GAORA Bros.

dTVチャンネルは各チャンネルからリアルタイムで配信される動画を選んで、視聴できます。

＼dTVチャンネルの配信番組を公式サイトで確認する／

ダウンロードはdTV〇、dTVチャンネル×

dTVでは動画のダウンロードが可能ですが、dTVチャンネルは利用できません。

また、テレビと似た感覚のdTVチャンネルですが、番組を録画することもできなくなっています。その代わり、dTVチャンネルでは一部の番組で最大2週間の見逃し配信を実施しています。

見逃し配信を利用すればdTVチャンネルで見損なった配信を後から視聴できるのですが、全ての番組で見逃し配信があるわけではないので、dTVチャンネルで見たい番組がある場合は注意が必要です。

dTVとdTVチャンネルの視聴端末

dTV・dTVチャンネル共に、スマホ・タブレット・パソコン・テレビでの視聴が可能です。

スマホやタブレットはドコモ製品以外の端末でも問題なく視聴できます。外出先でも、ベッドの中でもインターネット環境があれば、dTV・dTVチャンネルで動画を気軽に楽しめます。

また、ドコモターミナルか、Fire TV Stick・Chromecastをテレビに接続すれば、テレビの大画面でdTV・dTVチャンネルを楽しむこともできます。

dTV・dTVチャンネルのメリット

dTVとdTVチャンネルのメリットを紹介します。

dTVのメリット

dTVのメリットは、アニメや映画、ドラマといった作品を自分の好きなタイミングで自由に視聴できるという点です。

地上波テレビやdTVチャンネルと違い、リアルタイム配信ではないので、配信時間に合わせてスマホ・タブレットを起動し、準備しておくという必要がありません。

また、視聴中に眠くなったら一旦再生を中断し、残りは翌日に続きから視聴、というような使い方もdTVでは可能です。

他のビデオ・オン・デマンドサービスと比較した場合のdTVのメリットとしては、月額550円（税込）で12万本の動画が見放題になる、という圧倒的なコストパフォーマンスにあります。

見放題動画7万本のHuluが月額1,026円（税込）というのを考えると、月額550円（税込）で12万本の動画が見放題というdTVのコストパフォーマンスの良さがわかります。

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dTVチャンネルのメリット

dTVチャンネルのメリットは、地上波テレビよりはるかに豊富なチャンネルから、自分の興味のある番組をより深く楽しめるという点です。

地上波のテレビだと好きなアイドルが番組に出演していても、映るのは歌っている間と短いトークの間だけ、というケースが多いです。

しかし、dTVチャンネルならまだ売れる前のアイドルのコンサートや密着ドキュメンタリーが視聴できます。より多くの人に見てもらう必要のある地上波だと、どうしても興味のない番組、無難な番組が増えてしまう傾向にあります。ですが、インターネットテレビのdTVチャンネルなら、自分の趣味に合わせた番組を選択できるのが、メリットです。

また、先述したように、dTVチャンネルはスカパーやwowowと比べると料金が月額858円（税込）と安いです。それに加えて衛星放送を受信するためのアンテナが必要ない、というのもdTVチャンネルの大きなメリットです。

視聴できるチャンネルを増やすためにアンテナを設置する必要がないので、dTVチャンネルは気軽に利用をスタートできます。

dTVチャンネル登録はこちら

dTV・dTVチャンネルのデメリット

メリットは逆にdTVとdTVチャンネルのデメリットを紹介します。

自分にはどちらがおすすめなのかの判断材料にしてくださいね。

dTVのデメリット

dTVのデメリットとしては、視聴が自由すぎるのでダラダラと視聴しがち、という点があります。動画を見ていたら、いつの間にか深夜になっていた。そこまで面白いと感じていなかったのに、なんとなく動画を見ていたら休日が終わっていた、というのは動画配信サービスのあるあるです。

生活習慣を乱したくない人の場合、dTVを使うなら上手に付き合う必要があります。

他の動画配信サービスと比べた場合、画質が良くないという点と、同時利用ができないという点がdTVのデメリットです。dTVは料金が安いので、ハイスペックを取るか料金を取るかで利用するか考えると良いでしょう。

dTVチャンネルのデメリット

dTVチャンネルのデメリットは、番組が視聴できる時間が決まっているので急な用事が入ってしまうと、楽しみにしていた番組を見逃してしまう可能性がある点です。

dTVチャンネルは録画ができず、ダウンロードもできません。一部の動画は見逃し配信に対応していますが、自分の見たい動画が見逃し配信されるかは、運になってしまいます。人気番組、需要が高い番組は見逃し配信がある可能性が高いですが、ニッチなジャンルの動画だと、見逃し配信もないかもしれません。

dTVチャンネルを利用するなら、見たい番組がリアルタイムで視聴できるかしっかり検討してからにすと良いでしょう。

dTVチャンネルのインターネットテレビとしてのデメリットは、CS・衛星放送と違い、視聴環境がインターネット回線に左右される点です。

dTVチャンネルの配信はインターネット経由になるので、通信回線に問題があると動画の再生が途中で止まったり、画質が悪くなったりします。

dTVチャンネルを利用する環境で安定したインターネット回線があるかは、事前に確認しておいた方が良いでしょう。

dTV・dTVチャンネルがおすすめなのはどんな人？

dTVがおすすめなのは、テレビや映画館で放送されたアニメや映画を自分の好きな時に見たい、という人。dTVチャンネルがおすすめなのは、リアルタイムで地上波テレビでは視聴できない番組を視聴したい人、になります。

dTVは定額料金で動画が見放題になるビデオ・オン・デマンドサービスです。「名探偵コナン」といったアニメや「たった一人の私の味方」といった韓国ドラマが視聴したいなら、dTVがおすすめです。

dTVチャンネルは20以上のチャンネルからリアルタイム配信される番組を視聴できる、インターネットテレビサービスです。スカパーやwowowと違い、アンテナの準備が不要、月に858円（税込）の低料金で視聴できるのがメリットです。

アニメやドラマを好きな時間に視聴したいなら、dTV。リアルタイムで配信される番組をそのときに楽しみたいなら、dTVチャンネルがおすすめです。

dTV・dTVチャンネルのどちらも気になるのなら、両方に加入するのもおすすめになります。

dTV・dTVチャンネルの両方に加入すると、セット割引で料金が1,078円になります。

他のビデオ・オン・デマンドサービスや衛星放送のどれか一つに加入するのと同じか、それより安いぐらいの料金で、dTV・dTVチャンネルの両方が利用可能です。

まとめ：dTVはビデオ・オン・デマンド！dTVチャンネルはインターネットテレビサービス！気になる人は無料体験で試してみよう！

dTVとdTVチャンネル、似たサービス名ですが、dTVが好きな時に動画を視聴できるビデオ・オン・デマンドサービス。dTVチャンネルがリアルタイム配信される番組を視聴するインターネットテレビサービスと、サービス内容は大きく異なります。

また、同じドコモが運営するdTVとdTVチャンネルですが、コンテンツの内容も違い、「呪術廻戦」や「シン・ゴジラ」といった作品が楽しめるのがdTV。釣り、旅といったジャンルのニッチな番組を楽しめるのが、dTVチャンネルです。

見逃していた作品や人気の動画が見たい、そういう人ならdTV。趣味の動画、今放送されている番組を楽しみたいというなら、dTVチャンネルがおすすめです。

dTV・dTVチャンネル共に、初回利用の人は31日間の無料体験を利用することができます。

無料体験中は31日間、存分にサービスを試すことができるので、dTVとdTVチャンネルが気なる人は、無料体験からはじめてみると良いでしょう。

dTVとdTVチャンネルは同じようなサービスに比べて料金が安く、さらに無料体験まで利用できてしまいます。初めてビデオ・オン・デマンドを利用する、初めてインターネットテレビを利用する、そういう人がまず試してみるのにも、dTVとdTVチャンネルはおすすめのサービスです。

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