「2020年版!格安SIM7社を徹底比較!料金と通信速度でコスパが良いのはどれ?」
毎月のスマホ代を抑えるために「格安SIM」への乗り換えを検討している人は多いでしょう。
キャリアで使用していた端末をそのまま格安SIMでも使い続けられますし、月額料金も低く設定されています。
通信費を節約したい人にはぴったりの選択肢ですが、はじめての人にとってはよくわからないというのが現状かも知れません。
そこで今回は格安SIMの選び方から代表的な7社の料金や通信速度を比較していき、コスパの高いおすすめの格安SIMはどこなのか明らかにしていきましょう。
今回比較する格安SIM7社はこちら
今回比較の対象とする格安SIMは以下の7社です。
- UQ mobile
- 楽天モバイル
- mineo
- LINEモバイル
- Y!mobile
- BIGLOBEモバイル
- DMMモバイル
これらは格安SIMの中でも知名度が高く代表的な7社ですが、これ以外にも格安SIMを提供している事業者は多く、どれを選んでいいかわからないと思います。
そこで格安SIMの選び方や料金、通信速度といった基準を用いてどの格安SIMを選べばいいかを明らかにしていきます。
キャリアから格安SIMに乗り換えるにあたって「どれぐらい安くしたいのか」「安いからといって遅いのは嫌だ」など個別のニーズに合わせた選択をするために、まずは大まかな基準を使って比較していきましょう。
格安SIMを選ぶときのポイント
格安SIMを選ぶときのポイントを紹介していきます。
主に6つのポイントが挙げられるので、それぞれ確認しながら自分の求めるサービスを具体化していきましょう。
- データSIM?音声通話SIM?
- 利用するデータ容量と月額料金をチェック
- 通信速度は実測値を参考にする
- 利用する端末は格安SIMに対応している?
- 独自サービスもチェックしておこう!
- 不安な人は実店舗の多さも調べよう
データSIM?音声通話SIM?
格安SIMでは「データSIM」と「音声通話SIM」の主に2種類があります。
違いとしては、利用できる機能に差があり、データSIMでは「データ通信のみ」、音声通話SIMでは「データ通信+音声通話」が使えます。
スマホに電話が必要という人は当然「音声通話SIM」を選ぶことになりますが、通話は「ガラケー」で、スマホはデータ通信のみといった使い方で「データSIM」を選ぶ人もいます。
さらには、通話全てLINEで行うため音声通話機能は不必要という人もいるでしょう。スマホの利用形態に合わせて適切なSIMを選んでください。
利用するデータ容量と月額料金をチェック
格安SIMにもさまざまな種類がありますが、共通して比較できるとしたら料金プラン内の利用データ容量と月額料金です。データ容量と料金でコストパフォーマンスを比較してみるとお得な格安SIMがどれなのか明らかにできます。
また格安SIMによって選べるプランが細かさ異なります。プランが1GBごとに設定されているところもあれば、3つのプランしか用意されていないこともあります。
スマホでデータ通信を行う量を念頭に置いてプランを選ぶようにしましょう。
通信速度は実測値を参考にする
格安SIMで気になるのは「通信速度」です。やはりキャリアよりも遅くなるのは嫌だという人は多いと思います。格安SIMの通信速度を調べるには「通信速度計測サイト」を利用してみましょう。
特に、利用者が計測結果を投稿でき、サービスごとの平均速度を算出しているサイトはより参考になります。
通信速度の平均値を比べてキャリアとの差、格安SIMごとの差を比較していきましょう。
利用する端末は格安SIMに対応している?
格安SIM内で新たに端末を購入することもできますが、多くの場合キャリアで使っていたスマホをそのまま使い続けるパターンかSIMフリー端末を購入してSIMを契約するパターンが多いでしょう。
外部の端末で格安SIMを利用する場合に確認しておきたいのが「その端末が格安SIMに対応しているか」です。格安SIMによって対応している端末やキャリアが異なるので加入前に確認しなければなりません。
確認方法としては各格安SIM公式サイト内にある「動作確認済み端末一覧」という項目をチェックしてみましょう。この中で利用予定の端末が対応していることを確認して契約してください。
独自サービスもチェックしておこう!
大まかに料金や通信速度で比較して絞った後は各社の独自サービスを見てみましょう。「データ通信量のシェア」や「指定アプリをデータ通信量を消費することなく使える」など魅力的なサービスを展開しているところが多いです。
不安な人は実店舗の多さも調べよう
最近ではネット上で契約や端末購入などが行えるようになりましたが、それでも直接聞かないと不安なことってありますよね。キャリアであれば全国各地に実店舗があるので気軽に立ち寄れますが、格安SIMだとそうはいきません。店舗数にバラつきがあるので、不安な人は実店舗の多さも確認しておきましょう。
ちなみに格安SIMで実店舗数が圧倒的に多いのは「Y!mobile」です。
格安SIM7社を料金で比較
格安SIMを選ぶ上で最も重要視されるのが「月額料金」です。やはり通信費を抑える目的で乗り換える人が多くいるため少しでも安い料金で使えるのは魅力ですよね。
スマホの料金プランは基本的に利用データ通信量に応じて金額が決まっていきますが、自分が利用する通信量ごとに安い格安SIMがどれなのか明らかにできると選びやすくなるでしょう。
ここでは格安SIM7社のデータ通信量ごとの月額料金(音声通話SIM)をまとめていきます。
格安SIM | ~1GB | 2GB~3GB | 4~5GB | 6GB~10GB | 11GB~ |
UQ mobile | ー | 3GB:1,980円 | ー | 9GB:2,980円 | 14GB:3,980円 |
楽天モバイル | ー | 2GB:2,980円 | 5GB:2,150円 | 10GB:2,960円 | 20GB:4,750円、30GB:6,150円 |
mineo(Dプラン) | 500MB:1,400円 | 3GB:1,600円 | ー | 6GB:2,280円、10GB:3,220円 | 20GB:4,680円、30GB:6,600円 |
LINEモバイル | ー | 3GB:1,690円 | 5GB:2,220円 | 7GB:2,880円 | 10GB:3,220円 |
Y!mobile | ー | 3GB:2,680円 | ー | 9GB:2,980円 | 14GB:3,980円 |
BIGLOBEモバイル | 1GB:1,400円 | 3GB:1,600円 | ー | 6GB:2,150円 | 12GB:3,400円、20GB:5,200円、30GB:7,450円 |
DMMモバイル | ライト:1,140円、1GB:1,260円 | 2GB:1,380円、3GB:1,500円 | 5GB:1,910円 | 7GB:2,560円、8GB:2,680円、10GB:2,890円 | 15GB:3,980円、20GB:4,680円 |
データ通信に関しては別途モバイルWi-Fiを用意してインターネットに接続するという人であれば1GB以下の低容量プランがおすすめです。格安SIMによってデータ通信量の少ないプランに差があります。とにかくできるだけ料金を抑えたいという人であれば、「DMMモバイル(ライトプラン:1,140円)」や「mineo(500MBプラン:1,400円)」「BIGLOBEモバイル(1GBプラン:1,400円)」がおすすめです。
また、データ通信を多くすると言う人は10GB以上の大容量プランのコスパと通信速度で決めていくといいでしょう。
格安SIM7社の通信速度を比較
格安SIMを検討する上で「通信速度」は重要な比較項目になります。
やはりキャリアスマホと比較して「格安SIM=遅い」というイメージを持つ人も多いため乗り換えに不安を感じてしまうのも無理はありません。
通信速度が遅いと動画やSNS、ネットサーフィンなど快適に利用することができなくなります。
格安SIMは通信速度を公表しているわけではありませんが、ネット上にある通信速度計測サービスを参考にすればおおよその数値を把握することができます。
今回は「みんなのネット回線速度」に投稿された各格安SIMの平均速度を比較していきます。
実際に利用している人が計測した通信速度の平均値なので、これから格安SIMへの乗り換えを考えている人にとって役立つデータになるでしょう。
格安SIM | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
UQ mobile | 39.51Mbps | 5.24Mbps |
楽天モバイル | 9.16Mbps | 7.35Mbps |
mineo | 17.68Mbps | 6.05Mbps |
LINEモバイル | 16.21Mbps | 12.04Mbps |
Y!mobile | 40.63Mbps | 10.13Mbps |
BIGLOBEモバイル | 21.01Mbps | 8.93Mbps |
DMMモバイル | 13.44Mbps | 5.5Mbps |
※2019年12月16日時点
表を見ても明らかなように格安SIMによって平均通信速度にバラつきがあるのがわかります。また、参考までに3大キャリアの平均速度も見てみます。
キャリア | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
au | 56.8Mbps | 7.69Mbps |
docomo | 61.69Mbps | 10.12Mbps |
ソフトバンク | 42.02Mbps | 10.57Mbps |
※2019年12月16日時点
やはりキャリアの方が格安SIMよりも通信速度に優れているというのは正しいようです。ただ、格安SIMによってもキャリアに引けを取らないだけの通信速度を発揮しているところもあります。
上記の表から通信速度で比較した際におすすめの格安SIMを挙げるのであればこちらがいいでしょう。
- UQ mobile
- Y!mobile
データ通信をスマホを中心に行う人はこちらを参考にすると良いでしょう。また、モバイルWi-Fiなどを別途契約して、データ通信は別で行うという人は格安SIMの通信速度を重要視する必要はないです。
格安SIM7社それぞれのおすすめポイントを紹介
料金と通信速度で格安SIM7社を同時に比較していきました。ここまでだけでもある程度選ぶべき格安SIMが絞れてくるはずでしょう。ここでは各社のおすすめポイントを紹介していきます。
選ぶ格安SIMをいくつかの候補に絞ったら、1つ1つの特徴を把握して加入するサービスを決めていきましょう。
UQ mobile
UQ mobileのおすすめポイントは以下の2つです。
スマホとモバイルWi-Fiのセットでお得
UQ mobileは「UQ WiMAX」というモバイルWi-Fiのサービスも提供しています。スマホとモバイルWi-Fiをセットで加入するとスマホ料金が月300円割引となるサービスが用意されておりお得です。
UQ WiMAXは使い放題プランで月額3,880円、UQ mobileのSプランは1,980円なので、月300円の割引を適用すると月5,560円〜でスマホとネットが両方使えてしまいます。
「通信費」という観点でいえばかなりお得になるのではないでしょうか。
家族で使えばさらにお得
家族内で2台以上UQ mobileを利用すると月額料金が500円割引となります。さらに学生なら家族割適用でスマホプランSが13ヶ月980円で利用できます。
楽天モバイル
楽天モバイルのおすすめポイントは以下の2つです。
楽天会員なら月額料金がさらにお得に!
楽天会員に登録して楽天モバイルに申し込むと月額基本料が1年間1,500円割引となります。さらにダイヤモンド会員なら追加で500円割引となり、最大2,000円も安くなります。
楽天でんわで10分以内の国内通話かけ放題
楽天モバイルであらかじめインストールされている「楽天でんわ」アプリを使うと10分以内の国内通話が何回かけても無料で利用できます。
格安SIMの通話プランは20円/30秒といったものがほとんどですが、通話を多くする方にとって楽天モバイルはおすすめです。
mineo
mineoのおすすめポイントは以下の2つです。
データ容量500MBから選べる低料金
mineoの魅力は低料金と500MBプランから選べる細かさにあります。スマホのデータ通信は最低限で、ネットはモバイルWi-Fiを使うという人にはぴったりかもしれません。
フリータンクでパケットシェア
mineo独自のサービスとして特徴的なのが「パケットシェア」「パケットギフト」です。これはmineoユーザー間でパケットを送りあえる「パケットギフト」、そして、mineoユーザー全体が余ったパケットをタンクに入れて、自由に使うことができる「フリータンク」といったサービスがあります。友達同士でも見知らぬ人同士でもmineoならパケットシェアが気軽にできるのでおすすめです。
LINEモバイル
LINEモバイルのおすすめポイントは以下の2つです。
コミュニケーションフリーでギガを節約
LINEモバイルの特徴的なサービスが「コミュニケーションフリー」です。こちらはLINE、Twitter、Facebook、Instagram4つのSNSアプリがデータ消費ゼロで利用できるプランです。
画像や動画の表示でギガを消費しやすいSNSを自由に使えるサービスでもあるのでスマホのギガ不足に悩んでいる人におすすめです。
5ヶ月間基本利用料が半額!
現在実施中のキャンペーンでおすすめなのが、期間中コミュニケーションフリーまたはMUSIC+プランに新規加入orプラン変更をした場合に、5ヶ月間基本利用料が半額になるというものです。
通信費を節約したい人にとってもってこいのキャンペーンですね。
Y!mobile
Y!mobileのおすすめポイントは以下の2つです。
ソフトバンク光とのセットで料金がお得に!
ワイモバイルはソフトバンク光とのセット加入で料金が6ヶ月間安くなります。新規加入だけでも6ヶ月間700円の割引が適用されるのに加えて、ソフトバンク光とのセット加入によって追加で500円の割引が受けられます。
店舗数が多い
格安SIMの中で圧倒的な店舗数を誇っているのがY!mobileです。店舗数は全国各地に1000店以上を展開しており、キャリアにも匹敵する数字となっています。
実店舗で直接話を聞かないと不安な人にとって家の近くに店舗があるのは安心ですね。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルのおすすめポイントは以下の2つです。
エンタメフリー・オプションでギガを節約
LINEモバイルの「コミュニケーションフリー」のような感じで、BIGLOBEモバイルでは
「エンタメフリー」というオプションが用意されています。YouTubeやAppleMusic、Spotifyなど全21種類の対象サービスがデータ消費なしで利用できます。
オプションは月額480円で加入でき、最大6ヶ月間無料で使えるキャンペーンも実施中です。
端末間・家族間でデータシェアが可能
BIGLOBEモバイルでは、プラン内で利用可能なデータ容量を家族や他端末でシェアして使うことができます。シェアには専用の「シェアSIMカード」が必要ですが、データシェアでスマホや他端末をお得かつ便利に使えてしまいます。
DMMモバイル
DMMモバイルのおすすめポイントは以下の2つです。
業界最安値の料金プラン
DMMモバイルは料金の安さに強みを持っています。最安値のライトプランは月額1,140円(音声通話SIM)で利用可能です。
その他にも1GB単位でプランが細かく用意されており、利用状態に合わせたプラン選びができます。
SNSフリーでギガを節約
LINE、Twitter、Facebook、messenger、Instagramといった人気SNSをデータ消費ゼロで利用できる「SNSフリー」サービスがオプションで選べます。月額250円という安さで利用可能なので、料金プランで選ぶデータ通信量を少なめに設定することで通信費の節約にもなります。
格安SIMで注意したい3つのポイント
格安SIMはキャリアと比べて料金が安く、通信費を抑えたい人におすすめですが、注意点ももちろんあります。通信速度が遅くなるというだけではなく、キャリアにできて格安SIMにできないといったことがいくつかあるため予め把握しておく必要があります。
格安SIMで注意したいポイントとして挙げられるのは以下の3つです。
- キャリアメールは使えなくなる
- 新規端末購入は選択肢が限られる
- 支払いはクレジットカード払いが中心
では、1つ1つを詳しくみていきましょう。
キャリアメールは使えなくなる
auやdocomo、ソフトバンクでは「キャリアメール」という機能が利用できます。「~@docomo.ne.jp」「~@ezweb.ne.jp」「~@softbank.ne.jp」といったメールアドレスが使えるのですが、格安SIMではこういったキャリアメールは用意されていないことの方が多いです。
そのためメールを使うにはGmaiやYahoo!メールといった「フリーメール」を使うか、LINEのようなメッセージアプリを使うことになります。
新規端末購入は選択肢が限られる
格安SIMではキャリアで使っていたスマホをそのまま利用することもできますし、家電量販店などで購入したSIMフリー端末を利用することもできます。
また、格安SIMで販売されている端末を購入することもできるのですが、その場合購入できるラインナップはかなり選択肢が限られます。
iPhoneの最新モデルやハイエンドスマホは格安SIMからでは購入できません。そういったスマホを使いたい人はキャリアで購入して乗り換えるか、SIMフリー版の端末を購入しましょう。
支払いはクレジットカード払いが中心
キャリアではスマホ料金をクレジットカードや口座振替などで支払えるのは当たり前ですが、格安SIMの場合、支払い方法はクレジットカードが中心となります。
当たり前のように口座振替が選択できるというわけではないため、加入前に支払い方法をチェックしておく必要があるでしょう。
特にクレジットカードを持っていない人はそれだけで選択肢が狭まってしまうので注意してください。
格安SIM7社で利用できる支払い方法については以下の表を参考にしてください。
格安SIM | クレジットカード払い | 口座振替 |
UQ mobile | ○ | ○ |
楽天モバイル | ○ | ○ |
mineo | ○ | △(eo光ネットの口座振替利用者のみ) |
LINEモバイル | ○ | ×(LINE Pay払いは可能) |
Y!mobile | ○ | ○ |
BIGLOBEモバイル | ○ | ○(データSIMのみ) |
DMMモバイル | ○ | × |
格安SIM7社比較まとめ
格安SIM7社を比較していきました。
たくさんあってどれを選んでいいか迷ってしまう格安SIMですが、選び基準を設けて比較していくことで簡単に選択肢を絞ることができます。
格安SIMに乗り換えれば通信費をかなり抑えることができるので、各社の特徴を把握して自分に合うものを選んでみてください。
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