【2020年版】OCN光の回線速度を解説!遅い場合の改善はIPv6
光回線を利用しようと考えるのに重要となるのが、「料金」と「通信速度」です。
ただし、料金は住んでいる地域や建物、プランやオプションなどによっても変動するため、人によって最適なものは違います。
それに対して通信速度は誰もが速い方が良いと考えています。
そこでここではOCN光の通信速度、回線速度について紹介していきたいと思います。
OCN光の通信速度は
戸建てタイプ「OCN 光 ファミリー」
戸建てタイプ「OCN 光 ファミリー」は主に一戸建て向け住宅のプランです。
また、マンションなど集合住宅にお住まいの方でも、マンション自体が対応していなかったりする場合、戸建てタイプを導入する場合もあります。
プラン | 下り最大通信速度 | 上り最大通信速度 |
---|---|---|
1G | 1Gbps | 1Gbps |
200M | 200Mbps | 100Mbps |
100M | 100Mbps | 100Mbps |
戸建てタイプ「OCN 光 マンション」
プラン | 下り最大通信速度 | 上り最大通信速度 |
---|---|---|
1G | 1Gbps | 1Gbps |
200M | 200Mbps | 100Mbps |
100M | 100Mbps | 100Mbps |
となっています。
ただし、もちろん常にこの通信速度が出ているというわけではありません。
通信速度はその地域、建物、周囲の利用状況などによっても大きく変化します。
同じ光回線を使っているのに「速い」と感じる人と「遅い」と感じる人がいるのはそのためです。
ちなみにOCN光のインターネット速度表示は「ベストエフォート型」です。
こちらは回線の利用状況によって、その時点で出る最高速度を表示したものです。
そのため最高速度が「1Gbps」と表示されていても、常にその速度が出ているということではありません。
実際には色々な要因が重なってそれだけの速度がでることはあまりないようです。
速度表示の方法にはもう一つあり、「ギャランティ型」と呼ばれるものがあります。
こちらは実際にどれだけの速度が出るのかを保証するような「品質保証型」と呼ばれる表示になるのですが、こちらの表示方法を採用している光回線はあまりありません。
1Gbpsとは、1000Mbpsと同じ速度です。
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実際にどれくらいの通信速度であれば問題ないのか
インターネットの口コミサイトや商品の掲示板などにはさまざまな意見があふれています。
実際に速度を測定した上で、その結果を掲載している利用者もいます。
もちろん、測定する場所や時間帯によってどれだけの速度が出るかは違ってくるのですが、ここで注意しなければならないことがあります。
通信速度は速いにこしたことはないのですが、実際に利用するのにそこまでの速度が必要ではないということもあるのです。
それぞれの通信速度でできることを紹介していくと、
通信速度 | 利用できること |
---|---|
1Mbps | ・文章だけのメールの送受信 ・特にデータ量の大きくないホームページなどの閲覧 ・ツイッターなどの利用(ただし画像などは除く) |
30Mbps | ・一般的な動画の視聴 ・写真データなどを添付したメールの送受信 ・ネットショッピングなどの利用 ・オンラインゲームの利用 |
50Mbps | ・高画質での動画の視聴 ・データ容量の多いオンラインゲーム ・かなり容量の大きいデータの送受信など |
となっています。
最高通信速度が「1Gbps」や「10Gbps」などまで出るようなプランもありますが、実際にそれだけの通信速度は必要ないことがほとんどだということがわかります。
つまり、「最高通信速度」にこだわるのも重要ですが、それよりも「規定された速度がしっかりと出せる」ということが重要なのです。
しかし実際には「通信速度が遅い」と感じている人が多いということも事実です。
そこで、OCN光で通信速度が遅くなってしまう理由とその対処法を紹介していきます。
通信速度が遅くなってしまう理由とその対処法
実際には最高通信速度が常に出るということはありません。
それには色々な理由があります。
ここではその理由について順に紹介していきます。
利用者の集中によるもの
インターネットにつなぐためにはその入り口となるプロバイダを通る必要があります。
OCNはそのプロバイダなのですが、OCNのプロバイダはOCN光だけでなくフレッツ光やドコモ光の利用者も多く利用しています。
それだけの利用者が集中すると一時的にプロバイダが混雑してしまうことがあるのです。これに対してはOCNは設備の増強工事を行っていますが、まだまだ完全ではありません。
特にその地域で利用者が集中している、マンションで利用者が多い、夕方や深夜帯など利用が多い時間である、といった理由で利用者が集中すると混雑しやすくなって、通信速度が遅くなってしまうのです。
利用者が集中する時間帯を避ければ、スムーズに利用できることが多くなっています。
無線ルーターの性能や位置
Wi-Fiルーターの性能にも差があります。
OCN光では契約プランによって上下ともに最大1Gdpsの通信速度を出すことができます。
通常のインターネットの動作をする場合や動画を視聴するのには100Mdpsほどあれば十分にスムーズに利用することができるとされていますので、1Gdpsも出るなら遅く感じるはずがありません。
しかし実際にアプリや専用の機器を使って通信速度を測定してみると20~30Mdpsほどしか出ていないということもよくあるのです。
これは地域や時間帯の問題もあるのですが、ルーターの性能が関係していることがあります。
光回線自体が優秀であってもルーターの性能が悪ければその通信速度はその分だけ落ちてしまい、まったく真価を発揮できません。
通信速度が遅いと感じている人は性能が悪いルーターを使用している可能性が高いと言えます。
もし性能が悪いルーターを利用している場合は新しいものに交換するのが良いでしょう。
使用しているルーターの設置場所が悪い
ルーターの性能に関わらず、設置している場所によっても通信速度が変わる場合があります。
ルーターと使用しているスマホやタブレット、パソコンなどの端末との間に障害物があると、スムーズに交信できない場合があるのです。
この場合の障害物とはテレビなどの家電、コードレス電話、コンクリートの壁などがあります。
これらによって電波が通りにくくなることで通信速度が遅くなってしまうことがあるのです。
また、近くに水槽や花瓶といった水がある場合も要注意です。
電波は水を通過することで弱まることがあるため、台所、洗面所、風呂場なども合わせて場所を考えていかなければなりません。
WiFiルーターの電波と同じ周波数である事が多い「電子レンジ」も要注意です!
利用している間にネットが繋がりにくい、という事が起こります。
セキュリティーソフトなどの関係
パソコンやモデム、ルーターなどにセキュリティーソフトが入っていると、メールの送受信やサイトの閲覧などを行うごとにセキュリティーソフトが作動してチェックを行うということがあります。
常にチェックをしながら起動しているため、「通信速度が遅い」と感じやすくなってしまうのです。
これを防ぐためには、常にセキュリティーソフトが稼働しているかどうかを調べる必要があります。
一度常に稼働しているのをストップしてみて、通信速度が速くなった場合は原因がセキュリティーソフトであることがわかります。
セキュリティーソフトによって、もしくはその設定によってスキャンの時間などは変わってきます。
もちろんせべてセキュリティーを外してしまうと安全性が急激に下がってしまいますので、必要な分は残し、通信速度に影響を与えすぎない程度で利用していくようにしましょう。
LANケーブルの関係
特に他の光回線から乗り換えた場合に起こりやすいのがこのLANケーブルに関するものです。
光回線を乗り換えて、ルーターなども性能の良いものに変えたとしても、それらをつないでいるLANケーブルの性能が悪ければ通信速度が遅くなることになります。
ケーブルには「5」から「7」までのカテゴリがあるのですが、基本的には数字が大きくなると通信速度が速くなるということになります。
1Gbpsの回線であれば「6」以上のカテゴリが一般的とされていますので、それよりも下の「5」などのカテゴリのケーブルを使っている人は買い替えるのが良いでしょう。
カテゴリ「7」を超えるものとなると10Gbpsや業務用のものとなりますので、あまり一般の過程では見ないかもしれません。
まずは「6」のカテゴリのものにするのが良いでしょう。
利用しているサイト側の問題
特定の条件の場合、こちらの機器などの通信環境に問題はなくても、通信速度が急激に遅くなるという場合があります。
これは利用しているコンテンツ側に問題がある場合です。
よく起こるのはオリンピックやワールドカップなど決まった時間に多くの人が視聴することがあるようなサイトは混雑が原因となってスムーズに動かないということがあります。
また、大勢の人が利用するオンラインゲームなどでも、ゲーム側のサーバーの問題などでスムーズに動かない場合があります。
これらの場合は特にルーターなどに問題があるわけではありませんので、時間を置く、もしくはそのサイトなどから離れれば通常に戻ることになります。
そもそも住んでいるマンションの回線設備に問題がある
これはすぐにどうにかできるという問題ではないかもしれません。
どちらかと言えばこれから引っ越す、マンションを探すという人向けの情報だと言えるでしょう。
マンションにはすでに光回線の配線が備えられていて、すぐに使える場合がありますが、その配線設備には1Gbps~100Mbpsまで3種類の回線があります。
ここで100Mbpsの配線設備しかないマンションを選んでしまうと、もしOCN光で1Gbpsのプランを申し込もうとしても性能を活かしきれず利用できないということになります。
どういった設備が用意されているかについては、マンション側に確認をする、フレッツ光の公式サイト(東日本・西日本)で物件の住所を入力する、などの確認方法があります。
OCN光を利用する予定の場合は、こういった物件を探す段階で先に確認しておくのが良いでしょう。
通信速度をさらに速くするための方法
多くの人が利用することでプロバイダや、プロバイダからインターネットにつなぐ役割をしている「網終端装置」が混雑することで通信速度が遅くなるということが起こっています。
これは「IPv4接続」と呼ばれるもので、日本ではもっとも多いスタンダードな接続方式となっています。
そこで、この問題を解決するために誕生したのが、「IPv6 IpoE+IPv4」です。
「IPv6 IpoE+IPv4」の利用で通信速度は劇的に速くなる
今までの「IPv4」が混雑することが多いのであれば、他のルートを作って通れば良いとして考えられたのが「IPv6 IpoE+IPv4」という新しい接続方式です。
この方式は、よく「IPv6」「v6プラス」と略されることが多い接続ですが、従来のルートとは別のルートを通ることで混雑している網終端装置をとばしてインターネットに接続することができる接続方法です。
よく例えられるのが、今までのルートは「一般道路」、この「IPv6 IpoE+IPv4」は「高速道路」のようなもので、通信速度はまったく違ったものとなります。
この「IPv6 IpoE+IPv4」に変更しただけで計測できる通信速度が10倍速くなったという声も多く、利用者の約97%がその通信速度に満足をしていると言われています。
これだけ便利な「IPv6 IpoE+IPv4」なのですが、日本ではまだまだ普及しているとは言い難く、すべての場所で利用できるというものではありません。
すべてのプロバイダで利用できるサービスではないのです。
しかしOCNはこの「IPv6 IpoE+IPv4」に対応しているプロバイダであるということから、すぐに利用することができるようになっています。
これはOCNの強みだと言えます。
Wi-Fiルーターなどの機器を再起動する
Wi-Fiルーターの電源を一度端末を利用するたびに切るということはまずないでしょう。
一度接続して電源を入れたら、常に稼働していることになるでしょう。
しかしこういったルーターなども機器ですので、長期間の連続起動によって、機器が熱を持ってしまうことで、一時的に不具合が起こるということもあります。
そうした時は、一度機器の電源を落として、1~2時間ほど放置して熱が完全に抜けたら再起動をすれば良いでしょう。
一度熱を抜いてやるということで通信速度が回復するということがあります。
今までに電源を落とした覚えがないという人は、一度試してみるのも良いでしょう。
OCN光で通信速度を速くする方法まとめ
OCN光は日本最大級のプロバイダであるOCNを利用した光回線です。
それだけに利用のしやすく、日本全国広域にわたって利用可能となっています。
しかし通信速後については、機器の性能や設置する場所などによっても大きく違ってくることがあります。
OCN光を利用していて、思うように通信速度が出ていないと感じた場合は、まずどこに問題があるのかを調べ、それに対応していくことが重要だと言えます。
ルーターの種類を変える、位置を変える、再起動するといった基本的なことをするだけでも通信速度が大きく改善されることもあります。
快適にインターネットを利用できるようにうまく使いこなしていきましょう。
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